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ホームエリアページ茅ヶ崎>トップ記事 2006年2月10日号

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全盲の若山超(たかし)さん

自分の想いをピアノで表現

母親が働く「ともいきや」で
 

 全盲のハンデを持ちながら絶対音感を持つ若山超さん(22歳)。中海岸の「オールアライブしゃ」(駒崎亮太代表)で毎月最終土曜日に開催されるイベント「歌声喫酒」のキーボード担当として参加している。

 同イベントは、「演奏者だけでなくお客さんもみんなで歌って楽しめるように」と1月から始まった。第1回目は「上を向いて歩こう」や「明日があるさ」などを演奏し来場者とともに盛り上がりを見せた。

 若山さんは、生後間もなく水頭症を発病し、未熟児網膜症も併発。その後全盲となった。病気の影響で知的障害と左片麻痺もある。

 6歳の時からヤマハ音楽教室に通いピアノを始めた。そこで絶対音感があることに気付いたという。現在は毎週金曜日に厚木市にあるYMCA福祉専門学校でピアノのレッスンを受け、その風景が同校の授業になっている。帯同するヘルパーの一人は「演奏が始まると学生が超君にひきつけられているのがわかる。演奏後には握手を求められるんです」と授業の様子を話す。

 普段は母親がボランティアで働く、オールアライブしゃ2階の喫茶「ともいきや」で訪れる人たちと楽しい時間を過ごす。時には店で使用する材料を仕入れに行くこともあるという。

 2月25日(土)には昨年12月に発足した障害児者を持つ父親の会「湘南おやじの会」の設立記念講演でピアノの演奏を披露する。同会の土屋正一代表は「障害を持っていても彼のように活躍できるのを多くの人に伝えたい」と話している。