|
優勝記念の楯を持つ紗英さんと 両親の裕行さんと紀子さん |
7月23日にオーストラリアのアデレードで開催されたBMX(バイシクルモトクロス)世界選手権の10歳ガールズの部門で、町立小谷小学校4年生の畠山紗英さんが世界チャンピオンに輝いた。紗英さんは、両親と兄弟もBMXに取り組んでおり、家族の支えを受けて、悲願の初優勝を果たした。
BMXとは、アメリカを発祥とする小径の競技用自転車。競技の形式は、技を競うフリースタイルと、タイムを競うレースの2種類。紗英さんは、ジャンプ台やコブなど起伏のあるコースでタイムを競うレースに出場している。
同選手権の10歳ガールズクラスには、世界各国から24人が参加した。昨年の大会で準優勝の紗英さんは、予選と準決勝を順調に突破して決勝へ進出。決勝ではライバルの榊原爽選手と、中南米アルバのハウエル選手の2人も顔を揃え、三つ巴の展開が予想された。しかし最初のコーナーで、スタートレーンが並んでいたライバル2人がまさかの転倒。紗英さんもバランスを崩したが、なんとかリカバリーした。「勝てる」という自信を深めながらも集中力を切らさず、1位でゴールした。その瞬間を振り返り、「嬉しかったです」と紗英さんは笑顔で話す。
夢のプロレーサー目指す
紗英さんがBMXを始めたのは4歳の頃。父親の裕行さん、兄の大樹君(16歳)と耀介君(13歳)の影響だった。「負けず嫌いな性格で、お兄ちゃん達と一緒に練習することで上達しました」と母親の紀子さん。思い切りの良さが特長で、「普通の女の子がためらう様なジャンプ台でもチャレンジしますよ」と話す。裕行さんも「体格を活かした力強い走りが出来る」と評価する。
現在は放課後の時間を使い、藤沢で練習している。横浜の緑山スタジオで行われているレースにも定期的に出場。また、新潟や広島、茨城など全国各地へ遠征もするという。まだ競技人口が多くなく、環境も不十分なため、遠方にも出て経験と戦歴を積んでいる。
将来の夢について「プロレーサーになること」と紗英さん。BMXの本場アメリカなど海外で活躍する将来を思い描いている。 |