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2009年6月6日号
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星崎記念館 市立図書館
子どもの学び場 半世紀
星崎氏の功労 11月で開館50周年
 
星崎記念館小田原市立図書館
 
星崎定五郎氏の胸像(図書館内)
 

 小田原市立図書館の施設名称が「星崎記念館」ということは、あまり知られていない。故・星崎定五郎(さだごろう)氏が「子どもの勉強のための施設を」と小田原市に寄付を行い、その寄付金を基に建設されたのが、現在の市立図書館。同図書館は今年11月、開館50周年を迎え、記念誌の制作など様々な関連事業が実施される。

 明治12年、市内矢作(旧足柄下郡矢作村)の農民の子として生まれた星崎定五郎氏は、アメリカ移民の先駆者としてその名を馳せた。最初の渡米では農業労働者として従事。帰国後、商店経営に着目し、2度目の渡米で大成功を収める。大正10年に共同貿易株式会社を設立。昭和9年当時、同社の年間輸入高は25万ドル、売上高は50万ドルあったとされている。

 昭和33年、小田原市は市民会館建設のため、建設予定地に含まれていた図書館の移転を行う必要があった。星崎氏が小田原市に寄付を申し出たのは同じ頃で、「勉強すらできなかった子どもの頃を思って」と児童福祉センターと図書館の建設費として5万ドル(1,800万円相当額)を寄付。これは総事業費の約半分に充当するもので、図書館移転の立役者となった。

 星崎氏の寄付の目的は、児童福祉センターと図書館の建設。そのため、「星崎記念館」という1つの建物に図書館と児童館が同居する形をとった。児童館はその後、役割が移管され、現施設からなくなっているが、図書館内の児童図書コーナーとしてその名残をとどめている。

記念館の思い出寄せて

 市立図書館では、開館50年を記念して、50年前のセピア色の写真展や「星崎氏・移民」をテーマにした総合歴史講座など様々な企画を予定している。

 今年4月にはこどもクラブとして星崎氏の星の1文字を冠した「星の子クラブ」が誕生。図書館の手伝いやイベントを通して、子どもに図書館に親しんでもらうことを目的に活動するもので、毎月様々なイベントが企画されている。対象は小・中学生。クラブへの参加は登録制。登録は市立図書館で随時受付けている。

 また、50年の歩みを振り返る記念誌を刊行する予定で、記念誌に掲載する記念館の思い出を募集している。

 原稿は800字以内。タイトル(自由)、氏名・電話番号・住所を明記し、郵送(〒250−0014小田原市城内7−17小田原市立図書館)、FAX:0465(24)1195、メール:tosho@city.odawara.kanagawa.jpで寄稿を。締め切りは7月31日(金)。紙面の都合や原稿に不適切な内容・表現が含まれる場合は掲載できない場合があるとのこと。原稿を掲載した人には記念誌が一部贈呈される。

 問い合わせは市立図書館、電話0465(24)1055まで。

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