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さがみはら中央区

最新号:2012年2月 9日号

相模原に冒険遊び場をつくる会代表

渡辺 建(たけし)さん

弥栄在住 43歳
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2010年9月 2日号

いつも心に“遊び場”を

 ○…「思い切ってとことん遊びつくしてほしい」と目を細める。「相模原に冒険あそび場をつくる会」の代表を務めて6年。現在は月に数回“遊びの出前”を行っている。キャッチボール禁止など制限が増えてきた中で、市内の公園に子どもたちを集め“けがと弁当自分もち”のスタンスで本来の遊びができる場を提供する。木登りに水遊び、穴掘りなど、子どもがやりたいことには何でも取り組んでいる。

 ○…東京都は赤坂の出身。公園やマンションの階段、駄菓子屋など街全体を冒険の舞台として遊び駆け回る少年だった。社会に出て12年間小学校教師を勤めていた時も「黒板の前に立つのが嫌いでしたね」。階段や校庭で授業をするなど楽しむことを忘れなかった。それでも責任の重さに、一旦は教育現場に見切りをつけ介護職の道へ。幼少時代を昨日のように話すお年寄りに接するうち「今の子どもにも、記憶に刻み付けられるほど生き生きした経験をさせてあげたい」と同会設立に向け動き出した。

 ○…設立当初は“工作教室”だった。公園で木切れを使って笛を作っていると「何してるの」と子どもが自然に集まるように。通りすがりの「物作りの名人」や学生ボランティアなど輪は広がった。「子どもの発想って無限なんですよね」と破顔。少しくらい危なくても止めはしない。1つのことに思い切り熱中して、その中で生きる術のヒントを見つけてもらえればという想いで見守る。

 ○…平日は児童クラブに勤務し、土日は同会の活動と多忙な日々。その中で“行き当たりばっ旅”が楽しみの1つ。行き先だけ決めたら出発。車中泊もありの自由気ままな旅路を奥さんと楽しんでいる。「笑えるっていいよねって、最近よく話すんです」。子どもたちと泥だらけになりながら、毎日を思いっきり楽しむ。いつかは街全体で子どもたちが遊べるようになればと、少年の目を輝かせる。

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