淵野辺商店街 × 桜美林大学 連携強化で利用増へ 学生が初の来街者調査 相互で方策を検討
淵野辺駅北口商店街(茅明夫理事長)ではこのほど、桜美林大学(町田市)ビジネスマネジメント学群による商店街への来街者調査を受け、商店街の利用者増に向けた方策を同大学とともに模索していくことになった。学生が研究の題材として、市の商店街の調査を行ったのは初めて。将来的には、同商店街への学生による出店も検討されているなど、今後も学生との連携を強化していく方針だ。
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これは、学生たちが普段利用している淵野辺駅周辺に貢献する目的で、同大の山口有次教授のゼミが実施。街頭で項目別に聞き取りを行い、133人の回答を得た。
学生は通学利用9割
買い物は60代女性
調査では来街者を学生と社会人とに分類し、来街目的、よく買う物、行く店、商店街への要望などをまとめた。同商店街を訪れるケースとして、学生は通学での利用が約9割を占めたほか、社会人では買い物での利用が多く、60代以上の女性が大半であるなど、利用者の年代で目的に差が表れる結果となった。19日には商店街ほか関係者出席のもと、同大淵野辺キャンパスで報告会が催され、学生たちとの意見交換も行われた。
商店街では、今後も継続的に学生との議論の場を設けるほか、学生による出店も計画中。一方、学生間でも商店街の魅力をPRし合い、利用を促すなど密接な関係を築いていく意向を示している。商店街の茅理事長は「調査を有効活用して、利用増をめざしたい」と話しており、地元商店街と学生との新たな試みに注目が集まりそうだ。
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