神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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芸術振興団体「相鑑舎」代表 橋本 欽至さん すすき野町在住 72歳

公開:2011年5月26日

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相模原を「芸術の街」に

 ○…東日本大震災の復興支援を目的に先月、市と協働でチャリティー小作品展を開催。市内外で活躍する多くの著名な芸術家に、作品提供など協力を呼びかけた。その甲斐あってチャリティー展では、計92点の作品が売り上げられ、約86万円が義援金として大船渡市へ送られた。

 ○…大阪市出身。印刷会社を営む一家の次男として、高校卒業後に家業を継いだ。28歳の時に主要取引先である(株)イムラ封筒の関東進出に伴い、自身も相模原市へ。神奈川工場の責任者という立場から平成2年に独立し、(株)ハシモトコーポレーションを立ち上げた。「当時の相模原は一面くわ畑。初めは地元を離れることに抵抗もありましたね」。

 ○…相模原に住んで44年。仕事や地域活動で様々な交流を重ねる中、「この街を『芸術の街』へ変貌させたい」と考えるようになった。「芸術に触れる場所が増えれば、それだけ市民の心を豊かに潤すきっかけになる」。街中を見渡せば、いたる所に芸術家の作品がある風景。「街そのものが大きな美術館になれば」と壮大な目標を掲げる。その第一歩として、昨年11月に立ち上げたのが『相鑑舎』。「街と芸術を紡ぐ」をテーマに多摩美術大学の教授や学生、相模原市芸術協会のメンバーらから同志を募り、作品展などを通して、「文化財の保護と活用」を訴え続ける。

 ○…趣味のゴルフも忘れるくらい芸術振興に心血を注ぐ理由について、「それは産業人としての責務だと思う」と温和な関西弁が一転、真剣な口調へ変わる。経営する印刷会社は、ハイレベルなレプリカ制作を実現するデジタル再生版画の技術に強みを持つ。「数に限りのある芸術作品もこれを活用できれば、より多くの人に見てもらえる」。子どもから老人までが、楽しく芸術に親しむことのできる街並み。目を輝かせながら、その青写真を描く日々は続く。
 

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