南区大野台在住の笹本二郎さん(=人物風土記で紹介)による大船渡中学校(岩手県)サッカー部員にユニフォームを送るプロジェクトが、このほど成功した。
始まりは『ツイッター』。「今回の東日本大震災の被害により家が流され、ユニフォームを失った仲間がいます」。同校サッカー部の長谷川大河くんの投稿を偶然目にした笹本さんは、すぐに支援を決心。現地でボランティア活動をする長谷川くんの姿に励まされるように、行動を開始した。
笹本さんに賛同したのは、株式会社クボタスポーツ(相模原)。同社は今月の公式試合に間に合うよう急ピッチでユニフォームの手配をし、ボールやキャプテンマークも提供。資金面でも株式会社相陽建設の古橋裕一代表取締役の援助を得たほか、自身が企画した義援金コンサートで集まった寄付金と合わせて工面した。笹本さんは、「多くの人の助けがあったからできました」と語っている。
ユニフォームは無事同校に届けられ、17日には選手が着用して試合に出場。笹本さんも会場に駆けつけ声援を送ったが、惜しくも敗退。長谷川くんらは引退となるが、ユニフォームは今後も後輩に受け継がれるという。
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