世界マスターズ陸上競技選手権 鉄人、粘りの銀メダル 76歳で現役 「4年後は金を」
80以上の国と地域から延べ1万2000人が出場した第19回世界マスターズ陸上競技選手権大会が6日から17日の間、米国カリフォルニア州サクラメント市で開催され、区内陽光台在住の石川信夫さん(76)が「十種競技」75歳代の部で銀メダルを獲得する快挙を達成した。
昨年、国内で開催された全日本マスターズで日本記録を更新し、今大会への出場を決めた石川選手。世界マスターズへは2回目の出場で、初出場は実に10年前。その時の結果は13位だった。今大会では、初日の夜に右足が痙攣を起こすなど、アクシデントに見舞われながらも、連日38度を超える酷暑の中、持ち前の粘り強さと精神力で躍動。最終日には、得意の1500m走で猛追し、日本選手団第1号となるメダルを獲得した。
「十種競技」は短・中・長距離走、投てき、跳躍など10種類の競技の総合的な成績で争われる。過去、国内大会で3連覇を達成するなど”鉄人”の異名を持つ石川選手は、今大会を振り返り、「忘れ物をした感があり、4年後のフランス大会を目指し、そこで金メダルを獲得して君が代の演奏を果たしたい」と意欲を見せた。衰え知らずの鉄人は生涯現役を貫くつもりだ。
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