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来年1月22日(日)まで「スケッチ展」を開催する画家 野村重存(しげあり)さん 南区相模大野在住 52歳

公開:2011年12月15日

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美術は自由な精神活動

 ○…スケッチ展を開催中の「光と緑の美術館(横山)」に学芸課長として勤務する傍ら、同所やNHK文化センター、朝日カルチャースクールなどでも美術講師を務める。わかりやすい指導には定評があり、2年前までNHKで放送されていた「趣味悠々」では講師として4年間3シリーズに渡り、俳優の斎藤洋介、愛華みれと共演。日経新聞にコラムを寄稿するなど、芸術振興にも尽力する。

 ○…都内板橋区出身。少年時代から絵を描くことが好きで、多摩美術大学では油画を専攻した。卒業後は大学院から、助手として学内に残り、4年間研究に没頭。その後、30歳で芸術系出版社に就職すると、国内や世界各地の美術作品、画家を取材して回った。現在の仕事もその当時、取材で訪れたことがきっかけ。行政が運営する美術館がほとんどの中、「光と緑の美術館」は日本では数少ない、私人が運営する美術館。「その志の高さに感銘を受けましたね」と振り返る。

 ○…講師や学芸員としての活動が多忙を極めるなか、空いた時間を自身の画家活動に費やす。今回のスケッチ展を含め、絵を描く時のこだわりは、誰にでもわかる、手本になる描き方。「美術は自由な精神活動。誰でも頑張ればうまく描けることを伝えたいんです」。技術を追求した特殊な描き方は一つの手法に過ぎない。それをむやみに使うことは芸術の敷居を高くする。「だって観に来てくれる人のほとんどは素人の方ですから」。

 ○…趣味は散歩。その土地風土にまつわることに興味を持ち、深い歴史に空想を巡らせる。絵の題材も同じ。ただ気になる風景、動物、人間を描く。ジャンルにこだわりはない。「美術は誰もが気軽に楽しめるもの。構えず、自由に。難しく考える必要はないんです」。柔軟な感性で素直に目の前の題材を捉える。「皆さんが美術に親しむ窓口になれれば」と柔和な顔をさらにほころばせた。
 

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