東日本大震災の被災地で過ごす、高齢者の方へ手仕事を――。
福島県相馬郡飯舘村で暮していた佐々木千栄子さん(福島市)は再び、着なくなった着物集めを行なっている。仕事がなくなってしまったお年寄りに針仕事をする機会を設け、元気になってもらおうという考えだ。佐々木さんは今年3月にも本紙を通じて同様の募集を実施。その際は合計100点以上の着物が寄せられた。
帰村信じて
佐々木さんからは「たくさんの思い出が詰まった高価な着物をたくさんご恵贈いただきありがとうございました。頂きました着物を手に、帰村できる日を信じ、ひと針ひと針に願いを込めてリフォームさせていただいております」とのこと。しかし「被災地の問題はまだ解決していませんし、お年寄りの状況は少しも改善されていません」。佐々木さんは今回、再度、「古着・帯の提供」を呼びかけている。
展示会できれば
いずれは作品が多く完成したら、「展示即売会ができれば」との希望を抱いている。
着物の送り先は、〒960―1304福島市飯野町大久保字梗(ぐみ)ノ木作66佐々木千栄子さん。詳細などの問い合わせについては、相模原での窓口を担当している荏原八笑子さんへ(【電話】042・756・5427/午後5〜8時まで受付)。
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