ロンドン五輪 市内から3人出場 陸上・「なでしこ」・新体操
あすに迫ったロンドン五輪に、市内からは南区出身・在住・在学の3人が出場する。
6月の選考大会で優勝候補・福士加代子選手を抜き、代表の座を手にした”女子1万mの新星”。南区西大沼出身の吉川美香選手(27、横浜市都筑区/パナソニック所属)は、五輪で同種目に出場する。
「まったく予想していませんでした」と母・和子さん(65)は娘の五輪出場に驚く。美香選手は吉川家の次女として誕生。和子さんによると、兄・姉もそろって健脚の持ち主だったそう。
夢舞台の切符は、中学1年の時からコツコツと練習し続けてきた、努力の賜物だ。「せっかくの舞台。楽しんで走って欲しい」。和子さんは、現地で声援を送る。
「一番いい色を」
昨年7月のドイツ・ワールドカップ優勝で一躍ヒロインの1人となった、サッカー女子日本代表”なでしこジャパン”のDF・岩清水梓選手(南区若松、25/日テレ・ベレーザ所属)も五輪メンバーに選出された。
今月はじめには、市庁舎を訪れた岩清水選手。「一番いい色のメダルを取って帰ってきたい」と、意気込みを語っていた。
南区当麻にある光明学園相模原高校の3年生・深瀬菜月(なつき)選手も、新体操女子日本代表「フェアリージャパンPOLA」のメンバーに選ばれている。
深瀬選手は秋田県出身。中学3年で同チームに選抜され、先月末、本大会メンバー6人に正式登録された。
なお、相模原市からは他にも市内ゆかりの選手が4人出場する。詳細は以下の通り(敬称略)。■海渕(かいふち)萌(26)…カヌースラローム・女子カヤックシングル出場、萌明幼児館カヌークラブ(緑区)出身/片山梨絵(32)…女子マウンテンバイク出場、平成16〜22年市内在住/川澄奈穂美(26)…女子サッカー出場、弥栄西高校出身(現・弥栄高校=中央区弥栄)/中村美里(みさと)(23)…柔道女子52kg級出場、相原中学校(緑区橋本)出身