「お茶摘み」復活 上溝中で3年ぶり
上溝中学校(小塚牧夫校長)で18日、伝統行事の「お茶摘み」が3年ぶりに行われた。校内にある茶畑には、全校生徒912人と教員、ボランティアとして保護者が集まり、紙袋を片手に茶葉を摘んだ。
収穫された茶葉は製茶工場に送り、「上中茶」として福祉施設に寄贈するほか、保護者を対象に販売し、収益は東日本大震災の義捐金として寄付されるという。
創立間もない1950年頃から、教材等を購入するための財源にしようと始まった「お茶摘み」。約60年続いたものの、福島第1原子力発電所の事故後、県内産の茶葉から当時の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたため、中止せざるを得ない状況に。しかし、今年度実施した検査で安全が確認され復活した。
福祉委員として行事を取りまとめた高木二葉さんと伊藤美樹さんは「楽しかった。皆真剣にやってくれてよかった」「摘み方が一芯三葉とは言うけど、難しかった」と笑顔で振り返った。
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