相模原市は来年5月から、市役所と周辺の市施設駐車場を民間業者に貸し付け、民間の運営により有料のコインパーキングとして供用を開始する。市では有料化によって、市役所周辺に発生する渋滞を解消させるねらいがある。
市役所への入庫待ちの車で発生する交通渋滞。市はかねてから練ってきた混雑緩和策として、駐車場の有料化に踏み切ることになった。市では以前、駐車場利用者に対してアンケートを行っており、全利用者のうち約2割が市役所以外の利用目的だと把握。今回の方策により市役所を利用しない市民の長時間駐車が軽減され、回転率の向上によって渋滞が解消されると見込んでいる。
相模原に先立って民間業者への貸し付けを導入した川崎市が行ったアンケートで「有料化への賛成意見が7割を超えた」など、有料化を容認する結果が出たことも導入の追い風となった。
駐車料金に関しては、市役所を訪れる約9割の人が2時間未満の利用であったことから、入庫後2時間は利用目的にかかわらず無料。その後、市役所利用者は窓口で証明印を受けると無料となり、利用者以外は課金される。課金の設定は民間業者から周辺コインパーキングの相場を考慮した金額の提案を受け、決定するという。
担当の管財課は、「先行導入都市の成功例もあるので、渋滞解消は可能だと思う。市民の皆様に理解していただけると考えている」と話した。
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