相模原一丁目〜氷川神社前 歩行者安全へ電線地中化 2014年度中に工事着手
JR相模原駅南口前の相模原一丁目交差点から氷川神社前交差点を結ぶ市道相模氷川(氷川通り)の電線地中化工事が14年度からスタートする。地上から電柱や電線類が無くなることで、歩行者の視野が広がり、安心安全な歩行空間を確保するねらいだ。
延長は道路片側800mで、両側1600mが対象。市の財政上、一年間で250〜300mずつ行う計画で、工事完了までに4〜5年程度を見込んでいる。来年度は、氷川神社前の線路側歩道270mを対象に工事する。
委員会での要望実を結ぶ
同事業では電線の地中化に加え、巨木化したイチョウの伐採を行い、樹木を入れ替えるなど景観を改善。災害時に電柱が倒れる恐れがなく防災の役割も担う。
同路線はJR相模原駅周辺という立地のため、車、自転車、歩行者ともに交通量が多い。歩行者の安全確保に向けては、1993年に氷川通り沿線の住民や地権者などで構成される「氷川通り沿道まちづくり委員会」(鈴木賢一委員長)を組織。同区域へ新たに建物を建築する事業者に対して、歩道3mに加え1m分下がって建築することを義務づけるなど、歩行者の安全確保に努めてきた。それでも自転車と歩行者が接触しそうになるなど、危険を感じたという声も地域で上がっていた。
そのため、同委員会では、さらなる歩行者の安全確保に向け、氷川通りに位置する相模原西商店街(中里和男理事長)とともに、市へ電線地中化を促してきた。同委員会の山田昇一事務局長は「電線地中化のお願いをしてから、実施まで10年以上の長い月日がかかりました。少しでも早く工事を完了してもらいたい」と話した。同委員会では、自転車専用道路の整備も引き続き要望していく。
同駅南口周辺の電線地中化は、国道16号までのさがみ夢大通りや東側のさんはぜ通りですでに完了している。今回の事業で、同駅南口を起点とする3本の路線すべてにおいて、電線地中化が完了となる。
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