市内犬舎の3歳牝犬 ドーベルマン日本一に 6年ぶり3回目
社団法人日本警察犬協会主催の「日本チャンピオン決定審査会」が4月に埼玉県で行われ、ドーベルマン種成犬牝組に出場した鈴木博さん(緑区町屋在住)が営むスーパークイーン犬舎のハル(3歳)が日本チャンピオンに輝いた。鈴木さんの犬舎からチャンピオン犬が出るのは6年ぶり3回目。
同審査会は、国内最大規模の警察犬の品評会。68回目を迎えた今年は、全国からシェパードやラブラドール、ゴールデンなど7犬種236頭が出場し、各犬種で体型美や骨格、マナーなどを審査し、チャンピオンを競い合った。
今回、鈴木さんの犬舎から出場したのは、同審査会に初めて出場するドーベルマン種・成犬(牝3歳)のハル。「太らせないようにしっかり運動させて、良い仕上がりでこれた」と手ごたえを持って臨んだ鈴木さんとハルは、昨年1位だった犬や他の審査会で好成績を収めていた犬を抑えて堂々のチャンピオンに輝いた。「審査基準が厳しく日本一になるのは簡単ではない。手塩にかけて鍛錬し、育ててきたので、チャンピオンになれて涙がでるほど嬉しい」と喜びを口にする。
「次はハルの子で」
「優秀な警察犬を」。その思いから、鈴木さんは橋本の精肉店「ミートショップ寿々木」を営みながら、40年以上ドーベルマンの育成に携わってきた。「日本の犬を世界のスタンダードに近づけたい」とハルを昨年、世界大会で2位になったドイツの犬との交配のために渡欧させた。次なる目標は、そのハルの子どもで日本チャンピオンになること。「日本の犬を変えてくれる子になると思う。成長が楽しみ」と期待に胸を膨らませている。
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