一般道の渋滞緩和に期待 圏央道・神奈川、東京間が開通
関係車両による「通り初め」も行われた＝28日、緑区
首都圏中央連絡自動車道（圏央道）の相模原愛川ＩＣ-高尾山ＩＣ（東京都）間14・８Kmが６月28日に開通した。東名高速、中央道、関越道が都心を経由せずに連結され、首都高速などの渋滞緩和が期待される。
これまで、神奈川方面から埼玉県や北関東へ向かう際は、東名高速から都心に入り、一般道経由で、関越道に乗り継ぐ必要があった。市内の国道16号でも、地域に用事のない長距離移動の大型車が集中し、混雑するなど、都心部では慢性的な渋滞が発生。圏央道の早期開通は、地域住民、自治体から長年にわたり熱望されていた。
今回の開通により、中央道（八王子ＪＣＴ）から東名高速（海老名ＪＣＴ）までの移動時間は、整備前の約78分（八王子バイパス経由）から、約17分に短縮された。企業誘致や観光振興といった地域間競争にも拍車がかかる。企業立地を担当する市産業政策課は「工場移転の相談は多い。より力を入れてアナウンスしていきたい」と話した。
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