授業でタブレットPC 小中モデル校で研究へ
タブレットPC(タブレット型パソコン)を利活用した学力向上の実証研究が区内の小学校2校、中学校2校で9月にも開始される。
算数や数学などの既存の授業で、これまで板書や口頭だけでは説明がしづらかった内容について、デジタル教材を活用することで、児童や生徒の理解を深めていく。例えば、タブレットPCに立体図形を表示し、回転させて説明することなども可能となる。
市教育委員会からモデル校に指定されたのは、青葉小、光が丘小、緑が丘中、上溝南中の4校。青葉小、光が丘小の2校は、緑が丘中の学区内のため、小・中にまたがる長いスパンでの実証研究が可能となり、子どもたちは段階的にタブレットに触れることができる。
一方、上溝南中では、タブレットの利活用において、一定のノウハウを持つ教員がおり、効果的な利活用方法の検証が期待される。
文部科学省では、2020年度に、児童・生徒一人一台の情報端末とデジタル教科書を利用した教育(ICT教育)を本格開始することを目標にしている。市教育委員会ではこうした国の動きを見据えて、スムーズにICT教育が実施できるよう、モデル校での実証研究を進める考えだ。
市は当初予算においても、情報化の進展に対応するため、子どもが主体的にICTを用い学習活動ができる「情報教育の推進」を重点目標に掲げていた。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|