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89歳の蓄音機で慰労 「SP盤レコードを楽しむ会」

文化

公開:2014年7月31日

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右から青木さん、機器運搬を行う平本祐一さん、広報の菅沼さん。活動中はそれぞれの役割をこなす
右から青木さん、機器運搬を行う平本祐一さん、広報の菅沼さん。活動中はそれぞれの役割をこなす

 CDやLP盤レコードが普及する以前、昭和30年代初期まで製造された「SP盤レコード」。市内で活動する「SP盤レコードを楽しむ会」は、古き良き音楽を同じく希少になった蓄音機で流し、高齢者に楽しんでもらいたいと施設やサークルを訪問している。

 2010年から活動している同会。もともとは、蓄音機とSP盤レコードを収集していた中央区在住の青木守市さんが、「自宅外でも多くの人と、デジタル音声とは一味違う音楽を楽しみたい」と始めた。製造から89年が経過した蓄音機を自らメンテナンスしながら、今も現役で可動させている。「長い年月が経っているとは思えないくらい、良い音が出ます。自宅で眠っているSP盤があれば譲っていただけると嬉しい」と同会広報の菅沼正幸さん。活動は5年目に突入。今では市内各施設からの依頼のリピートがやまない。

 青木さんのコレクションの中にはクラシック曲も多くあるが、施設や参加者からのリクエストが多いのは歌謡曲。昭和4年〜32年までの約70枚のリストを作り、その日の参加者の年代に合った選曲を行う。会では曲の説明や背景を語り、演奏ごとに蓄音機のゼンマイを巻き戻すという。

 8月8日(金)には青葉の郷、28日(木)には泰政園での活動を予定。当日、参加者と一緒に歌えるように、歌詞カードの準備も今のうちから万端だ。「今度、100歳の参加者がいると聞いたので、昭和4年の曲でも流そうかな」(青木さん)。レコードに落とした針が織りなすレトロな音が、市内の高齢者を楽しませている。

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