市立淵野辺東小学校(小笠原信夫校長)で21日、職業教育の一環として「夢ケーキ」の制作が行われた。この取り組みは今年で3年目で、毎年同小の保護者によるボランティアと、洋菓子店「セ・ラ・セゾン」(矢部/清水康生代表)の協力によって実施されている。
ケーキ制作に取り組んだのは、同小6年の児童4クラス140人。子どもたちは、事前に各クラスで考えた「皆の夢」を絵に書き起こし、4つの班で作業できるようA4サイズに4分割するなど準備をして臨んだ。当日は、その図面に添って実寸サイズのケーキ作りを開始。児童らは、果物を切ったり飾りつけをして、メンバーで協力しながらケーキ作りに打ち込んだ。4つのケーキが完成し、それぞれを繋げて1枚の絵に仕上げる際には、児童から「おお」と感嘆の声が上がっていた。
授業では、清水さんが洋菓子の話をはじめ、人間や食物が全て連鎖していること、仕事は誰かに喜んでもらうために頑張ることなどについての講演も行われた。清水さんは、「毎年、子どもたちは楽しそうにしていて、今年もまとまりを持って制作に取り組んでくれた。仕事の意義などを考えるきっかけになれば」と話していた。
|
<PR>
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|