神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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創立140年を迎えた田名小学校の校長を務める 井村 勉さん 陽光台在住 59歳

公開:2014年10月30日

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地域を愛し、地域に生きる

 ○…今年創立140年を迎えた田名小学校で、第30代校長を務める。日々の学校生活を見つめる中で、OBやOGが体験学習の場を提供するなど様々な形で母校を支えており「私たちだけでなく、地域全体で子どもたちを育てている」と痛感している。11月の記念式典では、田名で生まれ育ったたくさんの卒業生たちとともに、大きな節目を彩る。

 ○…教職者としての道を志したのは大学生の頃。市営プールのアルバイトで子どもたちと触れ合う中、その純粋さや素直さに惹かれていき、子どもの成長に携わりたいと考えたのがきっかけだった。大学を卒業後、初めて着任したのが田名小学校。「教育の心得から子どもとの接し方まで、教師のいろはをここで教えてもらった」。その後、市立小学校や現在の県央教育事務所など数々の教育現場を経験し、昨年、再び田名小学校に校長として帰ってきた。「定年も近いけど、最後に戻れて嬉しい。周りが駆け出しの頃の自分を知っている分、照れくささもありましたけどね」とはにかむ。

 ○…東京で生まれ育ち、相模原に越したのは高校2年の頃。故郷の友人たちと離れ、不慣れな土地での生活。最初は戸惑いもあったが、友人の大切さに改めて気づき、多くの人に支えられていると強く感じた。大学のアルバイトで出会った地元仲間とは今でも気心知れた仲で、同じ道を辿るように、学校の校長に就いた人も。かけがえのない仲間と教師の道を与えてくれた相模原を、「第二の故郷」と思わずにはいられない。

 ○…「見て、触れて、聞く。教育は体験」―。こうした理念のもと、子どもたちが大きく社会に羽ばたけるよう、相模川探検や稲刈りなどの実習を多く取り入れ、その感性を養っている。圏央道開通などで町並みが変わっていっても、変わらないのは田名の自然、人の温かみ。これからも、地域とともに生きる学校に。次なる150周年へ向け、その歩みを続けていく。

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