桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュートによる音と踊りの「出前体験」授業が14日、県立中央支援学校で行われた。
この授業は、小学生や福祉施設など普段あまり芸術に触れる機会がない人に芸術の場を届けるアウトリーチ活動(芸術普及活動)として実施されているもので、
同校で行われるのは2回目。当日は舞踏家の岩下徹さんが同大4年の佐藤彩果さんのパーカッションを生かす形で授業を行った。
はじめに、デモンストレーションとして岩下さんが独特な踊りで幻想的な世界を演出。子どもたちは岩下さんの動きにならいながら、音のテンポや楽器から繰り出される音色に合わせて思い思いに踊って見せた。さまざまなパターンの音に対応する子どもたちに会場からは拍手が上がり、子どもたちも顔をほころばせていた。立ち会った大久保昌弘教諭は「子どもたちは感じたままに踊っていた。普段はおとなしい子も活発に踊っていたので驚きました」と喜んだ様子で話した。