神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市民ギャラリーで展示を行っている いしばし めぐみさん 東京都多摩市在住 38歳

公開:2014年11月27日

  • LINE
  • hatena

偶然が生むアート求め

 ○…現実にはあり得ない不規則な形をした色鮮やかな生き物。一度見たら忘れられないその目―。作品の確かな存在感に圧倒される。様々な形状を簡単に作ることのできる粘土やプラスチックを使って生み出される彫刻アート。独特の世界観で国内外のギャラリーを彩ってきた数々の作品が現在、市民ギャラリーに展示されている。

 ○…母親に連れられよく訪れた美術展で見たゴッホやモネの絵画は今でも覚えている。幼い頃からアートが身近な環境で育ち、図工の時間が好きだった少女がアートの世界へ本格的に飛び込んだのは女子美術高校入学がきっかけ。木炭画や油彩画などの画法を学んだが、対象を道具を使ってキャンバスに描く間接的な手法に「どこか違う」と感じていた。女子美術短期大学進学後は、そんな違和感を払しょくすべく彫塑科へ。彫刻を一から学び、手応えを感じながら創作する方法を身に付けるも、ブロンズや石膏の固いイメージに味気なさを感じてしまった。それでも卒業後もアルバイトで生計を立てながら創作活動を続行。そんな中で転機は訪れた。自由自在に形を操れるプラスチックが彫刻の材料に使えることを友人から教わり、直観をそのまま素材に伝え、形にする現在のスタイルを確立した。

 ○…創作の合間には、国内外問わず旅に出る。初の海外一人旅で訪れたインドでは、多指症を「ラッキーマーク」と呼ぶことがあるという話を聞き、カルチャーショックを覚えた。自らが持つ常識や価値観はあやふやなものだと痛感。固定観念にとらわれない創作活動の原点となった。

 ○…イメージするがままに手を動かし、偶然性の中にアートを生み出す。見る人によって感じ方はさまざま。それでも自分の作品を見てもらうことで、見る人それぞれが心に引っかかる部分を見出し、感動してくれる作品をつくりたい。偶然が繰り出す究極をめざし、手を休めることはない。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

3月7日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook