第47回衆議院総選挙は、12月14日に投開票が行われた。神奈川14区(中央区、南区・緑区の一部)は自民党の赤間二郎氏(46)が10万9408票を獲得し、前回に続き小選挙区を制した。民主党の本村賢太郎氏(44)は、重複立候補した比例で復活当選した。
議席を守った赤間氏は、「どこへ行ってもあたりがなかった。しかし、テレビなどでは『自民優勢』の報道。毎日心配が積み重なった。周りの人の声が頼りだった」と選挙戦を振り返り、「この場においては笑顔があってはいけない。それぞれの家庭で景気の回復が実感できるよう、おごることなく取り組みたい。改めて十字架を背負う」と気を引き締めた。
前回、赤間氏と3万4662票差で落選、比例でも977票の差で復活を逃した民主党の本村賢太郎氏は今回、小選挙区で赤間氏に2万5923票差に迫ったものの届かず。比例代表で復活当選を果たした。本村氏は、「これからが始まり。今から戦いが始まっている。地に足をつけてしっかりやっていきたい」と支援者に挨拶した。
今回、主に比例で議席を伸ばした共産党。新人の中野渡旬氏(66)は、「安倍政権の増税、集団的自衛権、原発の3つの政策に対してNOを訴えて回った。結果はこう(落選)なったが、街頭での感触は良かった。比例でこれだけ議席が伸ばせたのは、そのあらわれ」と選挙戦を語った。
次世代の党の中本太衛氏(49)は、「次世代の党としての中本太衛の浸透に時間がなかった。組織票の強さが勝ったということ」と戦いを振り返った。
全国的に投票率の低下が目立った今回の衆院選。市内の投票率は小選挙区・比例ともに53・87%で、前回をそれぞれ5・41ポイント、5・4ポイント下回った。
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