全国に現存する文化財の防火体制の強化を目的として、１９４９年の法隆寺金堂での火災を契機に定められた文化財防火デー（１月26日）を前に24日、亀ヶ池八幡宮（上溝・根岸信行宮司）で消防訓練が行われた。
当日は、同宮の職員が１１９番通報し、炎に見立てた的に向かって消火器を噴射して初期消火を行った後、重要文化財を搬出。相模原市消防局の消防隊によって消火放水訓練も実施された。同宮の職員らは万が一に備え、真剣な面持ちで訓練に参加していた。
今回の訓練の指揮を執った消防局警備課の大貫知行さんは、「１、２月は、空気が乾燥し、火災が特に起こりやすい時季。市内では放火も増えているので、十分気をつけていただきたい」と注意を呼びかけていた。
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