地域環境の美化に、多年にわたり顕著な功績があった個人・団体を環境大臣が表彰する「地域環境美化功績者表彰」に、相模原市内から「大沼西養寿会(ようじゅかい)」(南区・野村光平会長)と「荒句自治会」(緑区・田中日出男会長)が選出された。
大沼西養寿会は西大沼中央自治会に所属する老人クラブで、60歳以上の男女57人で構成されている。
設立された約30年前から地域での美化活動に従事。周辺公園や生活道路の清掃、隣接する「木もれびの森」の除草作業や花壇の手入などを行っている。現在も年4回の清掃日を設けるほか、自治会主催の清掃作業にも積極的に参加。2011年には神奈川県美化運動推進功労者表彰も受賞している。今回の環境大臣表彰は、地域の美化推進に寄与したこと、周辺住民の美化意識向上に大きな影響を与えたことなどが評価された。
荒句自治会は1941年に設立され、現在30人で構成されている。地域美化向上のため、21年前から地域住民が一体となって月1回の清掃活動を実施。利用しているごみ・資源集積所等に粗大ごみなどが不法投棄されている場合には市と連携した対応をとるなど、地域の美化環境の保持に努めている。また中心となって進めている花植え活動が、地域の活性化や住民の交流の場所としての役割を果たしていることも評価された。大沼西養寿会と同じく11年に神奈川県美化運動推進功労者表彰を受賞している。
6月10日に都内で行われた表彰式には大沼西養寿会から野村会長と中川新一副会長、荒句自治会から大野顕会長代理と昭胡夫人が出席した。野村会長は「先輩方が行ってきたことが評価されて嬉しい」と話した。
過去には6団体が受賞
2015年度の地域環境美化功績者は全国で59件。相模原市では10年に相原当麻田第二ときわ会(緑区)、11年に橋本寿睦会(緑区)、12年に上矢部寿会(中央区)と市立青野原小学校(緑区)、13年に御園西自治会(南区)、14年に本町寿会(中央区)が同表彰を受けている。
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