在日米陸軍相模総合補給廠で24日未明、倉庫内で爆発が起き、火災が発生した。相模原市消防によると、火は7時間後に鎮火した。爆発音に驚いた付近の住民らで、周辺は一時騒然となった。(取材は8月24日時点)
爆発は平屋建て90平方メートルの倉庫で起きた。中には酸素ボンベや消火器などが収められており、爆発と火災でその複数が破損した。市消防によると、午前0時45分頃、爆発による火災で米軍、近隣住民から通報があり、応援のため緊急車両を出動させた。ただ、米軍側は二次爆発の恐れがあることから放水による消火活動は行わず、鎮火まで状況を注視することを消防に指示してきたため、動向を見守ったとされる。
午前9時過ぎ、在日米陸軍基地管理本部司令官から加山俊夫市長あてに補給廠内での火災の謝罪と出火原因の究明に全力を挙げるとの電話連絡が入った。加山市長も速やかな究明を要請した。市は今後、米軍からの報告を受け次第、未然防止の徹底を文書で通告する方針。
補給廠近くの一部の住民の話では、20回近くの爆発音とともに焦げるような臭いがし、緊急車両が現地に続々と到着するなど一時騒然となった。住民らは一様に不安な様子で状況を見守っていたという。爆発音は区内だけでなく、南区古淵付近でも聞かれ、音を聞いた住民の中には路上に飛び出す人もいた。
市消防によると、市は1983年に米軍側と消防総合援助協約を結んでおり、補給廠内への緊急車両の出動は今回で22件目に及ぶ。一方で市渉外課では、米軍のキャンプ座間も含め、市内の米軍施設内で爆発が起きたのは初めてとしている。今回の爆発で、市にはおよそ70件の問い合わせが相次いだ。
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