歯周病や虫歯など、歯の病気はさまざま。いつまでも健康な歯を保ち、生き生きと過ごしたいもの。
区内の歯科医院によると、近年「予防歯科」に対する考え方が注目されているという。これは歯医者に「痛くなってから行く」のではなく、「痛くなる前の予防」に重点を置き、定期的に通院すること。歯は自然治癒をしないため、一度削ってしまうと二度と戻ることはなく「虫歯になったら削る」「再発」「また削る」を繰り返すと、どんどんダメージが蓄積するのだという。「治療では症状の進行を食い止めたり、機能を補うことしかできないため、元の健康な歯を取り戻すことは難しいのです」
「予防歯科」の基本は、歯が生えはじめた時から歯の健康を考えることにあり、すでに欧米では定期健診を受けることが習慣化されている。「歯を失うと生活の質(QOL)が下がります。そうならないためにも、正しい知識を身につけ『予防歯科』をはじめましょう」
お口の健康教室
市民会館では11月3日(火)午後2時から、「お口の健康教室」が開かれる。歯科医師による講話のほか、歯科衛生士に歯ブラシの使い方などを学ぶ。参加費無料。対象は高齢者及び介護従事者。詳細は同館【電話】042・752・4710へ。