神奈川県社会福祉協議会が主体となり2013年に始まった「かながわライフサポート事業」。今年で3年目を迎えた同事業には、市内の福祉グループ・社会福祉法人相模福祉村(田名/赤間源太郎理事長)も加盟し活動にあたっている。
主に、生活困窮者らへの「総合生活相談」を目的とする同事業。専門的な知識などを駆使して地域で積極的な訪問活動を行うと同時に、各機関との連携を図り要支援者の発見に努め、その課題を解決するために必要な支援等を行う。同事業に賛同し加盟しているのは現在、県内で約60法人、市内では相模福祉村を含む2法人。事業の原資の多くは加盟法人による会費で賄われており、加盟法人の運営施設で実務を担い、研修制度を受けた相談員が現場で支援にあたっている。
制度の利用に繋がるまで
実際の相談は、高齢者支援センターなど各機関から持ち込まれることが多いという。その後、「何に困っていて、どんな支援が必要か」を相談者から聞き取り、食事の支援から保険の申請、経済的な困窮者には現物給付など幅広く行い、必要な制度の利用に繋がるまでを支えていく。
実際に業務にあたる相模福祉村の浜野今日子さんは「支援を続ける中で、相談者から『生きてて良かった』という言葉をもらったことが印象深い」と話す。
赤間理事長は「人間関係が希薄になる中、生活に困窮されている方々は、孤立してしまう事が多い。そういった人たちに手を差し伸べ、孤立化させないような支援をこれからも続けていきたい」と話している。
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