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昨年11月に都内で行われたグローバル寿司チャレンジ2015で優勝した 地引 淳(じゅん)さん 緑区二本松在住 45歳

公開:2016年1月28日

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笑顔を生みだす”すしシェフ”

 ○…決勝では世界各国から集まった14人の職人と腕を競い合った。頂点を勝ち取ったのは海をイメージした和の作品。シンプルかつ立体的に見せ、食材の味を引き立てることにも心掛けた。優勝と聞いた瞬間は「とにかくホッとした。日本代表としてのプレッシャーもあったし」。大会1か月前になると営業後の厨房で明け方近くまで試行錯誤。試食しすぎて5キロ太ったと笑みを浮かべる。

 ○…職人歴は27年。子どもの頃から料理が好きで母親の手料理に調味料を加えてアレンジするなど好奇心は旺盛だった。「もちろん、そんなことをしたら怒られますけどね」と懐かしむ。父親は落語家・三遊亭歌橘(かきつ)(初代)で、立川談志が家に遊びに来ることもあったという。そのような環境からか、幼い頃から人を笑わせるのが大好きだった。今でも人を楽しませることが仕事の原動力になっている。

 ○…高校卒業後、寿司店に住み込みで働いた。色々な場所で経験を積む中、行列が気になって入った回転寿司チェーンで衝撃を受けた。職人としてのプライドから”回転寿司なんて”という思いがあったが「活気があったしうまかった。子どもから高齢者まで笑顔にできる寿司」。独立も考えていた当時、集客力も魅力に感じた。現在はそのチェーン店の市内3店舗を統括するブロック長でありながら調理場にも立つ。今回の大会では、オリジナルメニューを許可する会社の方針と回転寿司で鍛えたスピードが勝利に貢献した。

 ○…趣味は食べ歩き。休日はラーメンやパスタなど色々な料理店を巡る。大会で出した作品のひとつもそこからヒントを得たカレーの寿司。将来の目標は自分の店を出すこと。「寿司屋じゃなくてもいい。たとえば庶民的な居酒屋とか。お客さんを楽しませたい」。寿司はあくまで手段。子どもの頃と同じく目的は相手に笑顔になってもらうこと。「やっぱり”おいしかったよ”の言葉が好きだから」

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