県政報告Vol.21 県政の課題を問う 神奈川県議会議員 河本 文雄
県議会第1回定例会で議決された平成28年度予算の主な概要について報告致します。
健康長寿社会実現に向けた「未病を治す」取組み
「未病を治すかながわ宣言」に基づき、ライフステージに応じた「未病を治す」取組みや「未病を治す」環境づくりに向けた取組みを推進。健康寿命を延ばし、いつまでも元気で暮らせる社会の実現を目指します。
保健医療体制の整備・充実及び福祉政策の推進
団塊の世代が後期高齢者となる2025年(平成37年)に向け、医療・介護サービスの提供体制を強化するため、消費税増収分等を財源として設置した地域医療介護総合確保基金を活用しながら、在宅医療の提供体制の充実や、医療従事者の確保などに重点的に取組みます。また、高齢者が生き生きと暮らせる仕組みづくりや、障害者が地域で安心して暮らせる仕組みづくりについても着実に推進していきます。
かながわスマートエネルギー計画の推進
「かながわスマートエネルギー計画」推進のため、太陽光や再生可能エネルギー等の導入を加速化。加えて水素エネルギー導入拡大及び省エネ促進とスマートコミュニティの形成に取組み、地域において自立的なエネルギーの需給調整を図る分散型エネルギーシステムの構築を目指します。
新企業誘致策「セレクト神奈川100」で企業立地を促進
今後、市場の創出や拡大が見込まれる未病産業、ロボット産業、エネルギー産業及び観光産業などの企業の事業所等を県外・国外から100件誘致するとともに、県内企業の再投資も促進。県内経済の活性化と雇用の創出を図ります。
中小企業・小規模企業活性化の推進
県中小企業・小規模企業活性化推進計画で掲げた二つの目標「2025(平成37)年度までに開業率を10%に!」「2020(平成32)年度までに黒字企業の割合を50%に!」の実現に向け中小企業・小規模企業の持続的発展を図ります。
ロボットと共生する社会の実現
「さがみロボット産業特区」を中心に生活支援ロボットなど幅広くロボットの実用化や導入・普及等を促進する取組みを一層推進。ロボットが社会に溶け込み、命や生活を支えるパートナーとして共生している社会の実現を目指します。
行ってみたい神奈川の観光魅力づくり
神奈川県を訪れる入込観光客数を平成30年に2億人、外国人旅行者の本県への年間訪問者数を平成30年に201万人とする目標を達成するため、横浜、鎌倉、箱根及び「新たな観光の核づくり」の構想地域として県が認定した地域などを周遊するルートを開発するとともに、神奈川県の魅力を世界にアピールし、安心して旅行ができるような環境づくりを行います。
安全で安心なまちづくり
地震災害対策推進条例に基づく自助・共助の取組みを一層推進するとともに、中長期を見据えた減災戦略に基づく対策に取組み、県民の生命、身体及び財産を守る、災害に強い神奈川をつくります。さらに地域防犯力の強化や犯罪被害者等への支援、県民一体となった交通安全運動・対策などを実施することで、犯罪や事故のない安全で安心なまちづくりを推進します。 この他、ゲリラ豪雨や台風などによる災害を未然に防止するため「都市河川重点整備計画」や土砂災害防止施設の整備を着実に推進し、浸水想定区域の見直しなどにも取組みます。
人口減少対策の推進
人口減少に歯止めをかけるため、結婚や子育ての希望を阻む要因を解消し、若い世代の結婚・出産・子育ての希望を叶え、合計特殊出生率の向上を目指します。また、本県の魅力を発信し、県全体、特に人口減少の始まっている県西地域、三浦半島地域の社会増を積極的に進めていきます。 他に、ひきこもり・ニートなど子ども・若者支援として「かながわ子ども・若者総合相談センター」を運営するとともに社会的自立に向けた支援を進めます。
今年度も、県政の課題を問うてまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
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