市はこのほど、市内の中小企業を支援する「中小企業研究開発補助金」の採択を発表した。新製品や新技術の開発、新分野進出に意欲的に取り組む事業者を支援するもので、研究開発費の一部が補助される。採択された区内の企業は2社。 株式会社エナメディカル(南川千明代表取締役/淵野辺)では、化学療法(リウマチ・がん罹患者)中の患者の生活の質(QOL)向上をめざした新しい肌着の開発計画が認められた。開発にあたってはデイサービスや介護事業など幅広く展開する同社のケアマネージャーが介護の現場で肌着に悩む利用者の声をキャッチ。「なにか少しでも役に立てないか」と女性従業員らとともに立ち上がり、開発プロジェクトを立ち上げた。「まだ研究段階で試作を繰り返している段階です。近隣病院の方々にもご意見、ご協力をいただき開発を進めています。こういった活動が認められて良い商品ができ、介護業界のイメージアップに繋がれば嬉しい」と同社の南川代表は話す。
一方、(株)ドリーメックステクノ(猪俣正博代表取締役/田名塩田)では、スマートフォンのディスプレイ保護などに使う同社の筐体(きょうたい)加工技術を使い、建築資材などの大型建材に応用する高粘度スリットコーター装置の研究開発が評価された。
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