さがみ湖野外バレエフェスティバル「くるみ割り人形(全幕)」の指導を担当する 挾間 祥子さん 川崎市内在住 50歳
相模原のバレエを全国へ
○…今秋に相模湖で行われる一大芸術の祭典「さがみ湖野外バレエフェスティバル」の中で、9月19日に公演を予定する「くるみ割人形(全幕)」のミストレス(監督・振付師の補助や演出指導など演出助手を行う)として、出演者に熱のこもった指導を行っている。「参加者が想像以上に良い演技ばかりで、バレエ熱の高い相模原のレベルの高さを感じた」と振り返るオーデションは、市内バレエスタジオ所属の生徒を対象に行われ、100人超が参加した。舞台構成は相模湖という雄大な自然をバッグに、子どもを中心とした幻想的な世界にアレンジ。「バレエに詳しくない方でも楽しめる舞台になっているのでぜひお越し下さい」と紹介する。
○…バレエを始めたのは4歳から。淵野辺や川崎でバレエスタジオを主宰する母親の影響で習い始めた。すぐにその才能は開花。英国・ロイヤル・バレエ・スクールへの留学も経験、プロのバレリーナとして活躍してきた。30歳を過ぎた頃に怪我で現役を退き、その後は創立60周年を迎えたプロの牧阿佐美バレエ団のミストレスとして活躍する。「今回の公演では、特に子どもたちの良い所を引き出すような指導をしていきたいですね」と話す
○…家庭では2人の子どもの良き母親。家事に仕事に忙しい中、母親のバレエスタジオの指導にも週1回は顔を出す。「好きなバレエに携わる時間をとってくれて、夫や子どもたちには本当に感謝しています」
○…出演者は公演に向け、グリーンホール相模大野やアトリエヨシノのスタジオで週2回、レッスンをこなしてきた。「新国立劇場バレエ団の主役級であるプリンシパルと競演出来ることが励みになっています」と、8月に入ってからはレッスン量も大幅に増やし、ラストスパートに入ってきた。「地元の子どもたちが多く出演するので、その可愛らしい姿が見所の一つですね」と話してくれた。
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