橋本駅北口にある「フォレストショッピングセンターはしもと」(協同組合フォレストショッピングセンターはしもと/緑区橋本3の14の13)が、11月20日(日)の営業をもって閉店する。創業から40年、”対面販売”による昔ながらの人情味あふれる営業スタイルで地域に親しまれてきた商業施設が、その歴史に幕を閉じる。
同センターは、橋本商店街協同組合に加盟する経営者有志が、近隣にイトーヨーカドーやユニーといった大型の総合小売店舗ができたことを受け、その対策として1976年11月に、「協同組合橋本ショッピングセンター」(第一次)として発足させたのが始まり。その後、市の再開発に伴う建替えで、第一次同センターは終了。それぞれ1年間弱の仮店舗運営を経て2001年12月、現在の7階建て1階部分で8つの店舗が入る「フォレストショッピングセンターはしもと」(第二次)として生まれ変わった。
個人経営の対面販売という温かみある営業スタイルにファンも多く、近隣小中学生の職場体験の受入れなど、地域に親しまれてきた。今回の閉店は、管理会社との定期契約終了に伴うもの。「残念だが、契約に基づく措置。橋本も15年後は様変わりしている。ここで終わるのが一つの区切りなのかもしれない」と同組合専務理事の石橋直樹さん(59)は話す。10年ほど前から同センターを利用しているという橋本在住の40代女性は、「生鮮の質が良く週に3、4回来ています。店の人とのやり取りや融通がきくところがよかった」と閉店を惜しんだ。
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