クラブワーストの「6連敗」に、J3参入以来、過去最低の「11位」―。そんな「散々な」今季だったが、滑り出しは順調だった。開幕から昨年の課題であった守備が改善し好調を維持すると、9節から破竹の3連勝。J3リーグでは初となる単独首位にも立った。
だが喜びも束の間、12節からは上位陣を相手に4連敗。その後も勝ち星を重ねられずにいると、薩川了洋前監督が退任。後任には現役時代、横浜F・マリノスなどで活躍した安永聡太郎氏が監督に就任した。
新指揮官の初陣となった大分戦、続く栃木戦は格上相手に勝利こそ挙げられなかったものの、前線からの積極的な守備を披露し「新生SC」を感じさせる戦いを演じた。ところが、その後はチーム戦術が浸透するのに時間がかかり、前半戦で堅守を誇った守備陣も崩壊。23節からは6連敗を喫した。このまま「ドロ沼」が続く可能性もあったが、ホーム最終戦となる藤枝戦では3得点を挙げ勝利。来季に繋がる貴重な1勝となった。安永監督は「監督として多くの事を経験できたので、これを生かしていきたい」と今季を振り返り、来季への抱負を語った。
SCは来年で創設10周年を迎える。現時点で今季チームの得点王・岩渕良太選手をはじめ多くの選手の退団、引退が決まっている。的確な補強を行い、節目の年を「飛躍の年」にできるか、SCの真価が問われる。
サポーターが選ぶMVPDF 保崎淳選手
サポーター代表の宮川大介さんが選んだのは今季加入したDF保崎淳選手。宮川さんは「途中、怪我で離脱してしまったがピッチでは大きな声でチームを鼓舞し、熱いプレーで守備陣を牽引してくれた。ファンサービスにも全力だった」と選出理由を話した。
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