創設以来の悲願となる、県内初の1部昇格という目標に向け、「志実2016〜瞬間(とき)は今」をスローガンに掲げて臨んだ5季目。
今季はDF高木ひかり選手、和田奈央子選手、FWミッシェル・パオ選手らを補強。守備のテコ入れが昨シーズンの課題だったが、「昨季加入したGKジェネヴィーヴ選手が日本に慣れ、さらにチーム全体の守備意識やセットプレーの守備も向上した」と菅野将晃(かんのまさあき)監督が振り返るように、開幕からの9試合で無失点。6月までの12連戦を11勝1分けで終え、スタートダッシュに成功した。
シーズン途中のリーグカップでは、準決勝のASハリマアルビオン戦で、PK戦の末敗退。そこから立て直し、再開されたリーグ戦でも勝ち点を伸ばした。迎えた第17節のセレッソ大阪堺戦。先制されながらも追いつき、他会場の結果により2部優勝と、来季の1部リーグ昇格が決まった。「今年は何としても優勝して昇格、というのがクラブ全体の想いだった」と菅野監督。これまでの積み上げが結実したシーズンとなった。
個人としてもMF尾山沙希選手が2部の最優秀選手賞、高木選手が新人賞、パオ選手とFW南野亜里沙選手が得点王の栄誉に輝いた。また、高木選手、パオ選手はそれぞれ日本と台湾のA代表に選出された。
現在クラブは12月17日(土)にベガルタ仙台レディースとの皇后杯準々決勝を控えている。2部リーグ王者として、1部の相手にも臆することなく戦っていく。
サポーターが選ぶMVPMF尾山沙希選手
サポーター代表、根本将司さんが選んだのは尾山沙希選手。「キャプテンとしてチームを統率し、華麗なサッカーを献身と運動量で支えたことが、無敗優勝できた要因」と理由を話した。
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