文科省の新学習指導要領により、2012年から中学校で必修化され、注目されるプログラミング教育の授業公開が1月18日、緑が丘中学校で行われた。
生徒が取り組んだ課題は「タッチパネル自動販売機プログラム」の制作。スクラッチとレゴブロックを使用した教材で、生徒が事前に行ったプログラミングに基づき、タブレット型PCの画面を操作すると、硬貨に見立てたレゴブロックが販売機に投入され、ジュースを模したレゴブロックが出て来る仕組み。身近な製品を通して、プログラミング技術を生徒に学んでもらうため市が導入し、各中学校で使用されていく予定の教材で、教育委員会によると、タッチパネル式自販機を使った教材による授業は全国でも珍しいという。
当日、生徒らの多くは初めての挑戦に悪戦苦闘。10円玉を想定したレゴを投入した段階でジュース(レゴ)が出てきてしまうなどのトラブルが発生しながらも「難しいけど楽しい。自分のプログラムの間違いに気づいたり、友だちと一緒に間違いを見つけて直せた時は嬉しい」と話していた。
2020年には小学校での必修化も検討されているプログラミング教育。市ではこのような授業公開を2月9日(木)、旭小学校(緑区)でも実施する予定。