さがみはら中央区版 掲載号:2017年3月16日号

キャラバン・メイト連絡会

認知症支援、多様性に課題 社会

サポーター増にも全力

様々な活動が発表された報告会
様々な活動が発表された報告会

 「認知症になっても安心して暮らせる街づくりを目指して」を理念に活動する相模原市キャラバン・メイト連絡会は4日、あじさい会館で活動報告会を開催した。昨年の活動状況が発表される中、当事者に積極的に接して支援する機会を求める声も上がるなど、支援の多様性に応えていく体制整備の重要性が改めて確認された。

 キャラバン・メイト(以下メイト)とは、認知症を正しく理解し、温かく見守る認知症サポーターを養成する「認知症サポーター養成講座」を開催し、講師役となる人。同連絡会は市内のメイト間のネットワーク構築と認知症当事者との活動の充実をめざし、市とNPO法人らが主体となって2015年に発足している。

 報告会では見守りでの支援から一歩踏み込み、当事者と野菜作りをするなどの積極的な取組みによる支援の事例も紹介。同事例が全国のメイト連絡会で表彰されたことから、質疑応答では当事者と関わりながら支援する機会を求める声も上がるなど、メイトの活動を吟味していく必要性が改めて確認された。

 加えてサポーター数の拡大も喫緊の課題とされた。相模原市によると、市内のサポーター数は今年1月時点で28418人。市の高齢者福祉計画にある17年度までにサポーターを23000人とする目標は達成しているが、市内人口に占める割合は約3・8%で、全国平均の6・2%には及ばず、増員を必要とする現状が浮き彫りになっている。2月からは市商店連合会もサポーター養成に全力を挙げており、今後は各商店街で講座を開催するなど認知症への理解を示す機運は高まっている。市は企業からの講座の開催依頼も増加傾向にあるとし、サポーター数の底上げに期待を寄せる。

 連絡会事務局の井戸和宏さんは「困っている人、家族、サポーターが繋がる場を更につくりたい」と話し、市地域包括ケア推進課の中村結佳担当課長は「サポーターを増やすとともに、サポーターによる様々な活動を求める声に応えられるようにしていきたい」とし、当事者への支援機会の幅を一層拡充していく考えを示した。

 認知症サポーター養成講座に関する問合せは、市の委託を受けたNPO法人Link・マネジメント【電話】042・707・1603へ。
 

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