「東日本大震災を忘れない」―。「食べること」を通じて、被災地や震災を考える一つの契機にしようと、東北の食材をふんだんに使用した給食が9日、市内の中学校で提供された。
当日は、市と交流を持つ岩手県大船渡市で水揚げされた「さんまの蒲焼き」をはじめ、同県の地鶏を使った「炒り鶏」、デザートには青森県産のりんごを煮詰めた「ハニーアップル」などが振る舞われた。
給食が提供された麻溝台中学校(南区)では、東北の食材を通じて被災地や震災が起きた日に思いを馳せる生徒たちの姿が見られた。渋谷美依沙(みいしゃ)さん(2年)は、「全部のメニューが美味しかった。給食を食べて震災を思い出す」と当時を振り返った。同校の内山桂吾教頭は、「食を通じて、子どもたちに被災地を応援するきっかけを与えてくれている」と取組みの意義を再認識していた。
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