一定以上の地域活動やボランティアを行った大学生らに贈られる「地域活動・市民活動ボランティア認定制度」の認定証贈呈式がこのほど行われ、和泉短期大学の荒井美穂さんが、特に多くの活動経験を積んだ人を対象とする「ボランティア修士」に認定された。2014年度に同制度が設けられて以降、初の認定。
活動は土曜、月2回ほど
荒井さんは同大児童福祉学科の1年。母親が勤める保育園での手伝いや子どもとの触れ合いを契機に、活動に興味を持つように。大学進学後に本格的にボランティアを始め、活動は大学の無い土曜日、実習の期間などを除き基本的に月2回ほど行っている。保育園での子どもたちとの触れ合いを始め、園外活動で外国人と交流することも。今回、90時間以上活動した人を対象とする「ボランティア修士」に認定されたことを受け、荒井さんは「実感がなくびっくりしている。これまでの時間の証明が形として残ることが嬉しい」と喜びを口にした。
贈呈式後、母親からも「頑張ったね」と労いの言葉をもらったという荒井さん。子どもと関わることが好きで、同大に入学したのも保育を深く学びたかったため。「将来は一応保育士をめざしている。けど色んな選択肢を見てから決めたい」。今後の活動については「ボランティアは時間とか関係なく続けていけたら」と話した。