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相模原市パークゴルフ協会会長としてニュースポーツの普及に取り組む 秋葉 稔さん 並木在住 79歳

公開:2017年3月30日

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熱き心で広げる「輪」

 ○…子どもから高齢者まで三世代が一緒に楽しめる、ニュースポーツ「パークゴルフ」で地域の健康促進を図る。使うのは通常より大きめの木製ボール1つとクラブ1本。短めのコースを回ると自然と4千歩ほどに。競技には会員、一般の人に加え、近隣の障害センターの利用者も仲間に加わるなど活動の輪は広がっている。「林の中でみんなの笑い声が聞こえた時が最高に嬉しいんだ」。このスポーツをきっかけに多くの人が繋がることが夢だ。

 〇…活動の始まりは、定年後に公民館に顔を出した時のこと。地域について考える講座で、光が丘地区の介護状況を調べた。高齢者が多い一方で、介護保険の利用率が少ない特徴から「この町には元気な高齢者が多いはず」と考えた。日中、地域にいる高齢者のエネルギーで町を元気づけようと仲間に声をかけ、かつて経験のあったパークゴルフで交流を始めた。その活動は共感を呼び、競技の手軽さも手伝って、参加者は次第に増えていった。

 〇…会社員時代は建設業界に身を置き、全国を飛び回る毎日。「ご近所付き合い無し」、「朝出て朝帰る」、「酒は浴びるほど」の三拍子で豪快に時代を生き抜いた。過去について「昨日から前のことは忘れた」と冗談を交えつつ、「年齢、立場、利害関係無く、みんなが一緒に楽しめる。そんな今の生活が好きなんだ」と日々の充実に笑顔を見せる。

 〇…全国に1280コース、愛好者は125万人といわれるパークゴルフ。協会が掲げる当面の目標は、このスポーツが普及し市内初の常設競技場ができること。「課題はあるけれど、生きている限り井戸を掘り、『にごり水』までは出したいね」と意気込みは十分。座右の銘とする「『熱い涙』と『赤い血』」を持って人情と情熱を重んじ、会の更なる躍進をめざす。「明日やることは毎日決まっている。地道にやっていくよ」。その元気と明るさで周囲を照らし、今年傘寿を迎える。

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