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「パートナー」関係の構築を さがサポ 事業説明で方針

社会

公開:2017年4月20日

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さがサポについて説明する井戸代表=8日、プロミティふちのべ
さがサポについて説明する井戸代表=8日、プロミティふちのべ

 「認知症になっても安心して暮らせる街・さがみはら」をスローガンに活動する団体・さがみはら認知症サポーターネットワーク(以下さがサポ)が8日、プロミティふちのべで初の事業説明会を開催した。

 さがサポは認知症サポーターの養成、サポーター同士の交流や活躍できる場の提供を通じて地域全体で認知症当事者を守る取り組みを行っている。サポーターたちだけでなく、認知症当事者も加入しており、共同でスポーツに取り組むなど活動内容も広がっている。

 説明会では初めに、さがサポを運営するNPO法人Link・マネジメントの井戸和宏代表(=人物風土記で紹介=)がこれまで認知症当事者とサポーターとの関係について相談する場や、活動する意欲のあるサポーターの声を吸い上げる仕組みがなかったことなどを背景に、さがサポが立ち上がった経緯を説明。認知症になっても市民が安心して暮らせる取り組みを考えるための「まちづくりミーティング」や、認知症サポーター養成講座の講師役となるキャラバン・メイトの活動について市と共同で支援に努める連絡会の立ち上げにも触れた上で、「もっとサポーターが気軽に取り組めるようにし、行動指針をもって活動していきたい」と抱負を述べた。

 佐藤隼代表世話人は今後のさがサポの方向性について、認知症当事者への「当事者意識」を大事に活動にあたることを示し、「困っている事」「やりたい事」「思っている事」を会員同士が互いに気づき、助け合える「パートナー」となるよう参加者に呼びかけた。加えて、さがサポでの活動を広く市民に向けて発信する役割や認知症当事者の社会参加を促す事業の推進についても提言。会員が一丸となった活動の強化を改めて誓った。

 講演では、北里大学医学部精神科学の大石智教授が登壇。医学的な考察も織り交ぜた認知症診断の現状として、過剰に認知症と診断されやすくなっている点に警鐘を鳴らし、認知症当事者への関わりを増やしていく必要性を訴えた。その後の質疑応答では、活発に意見が交わされた。

 さがサポへの問い合わせは事務局【電話】042・707・1603へ。

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