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有線七宝の魅力を地域に 今村久雄さんが作品展

文化

公開:2017年6月15日

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自身の作品とともに笑顔を見せる今村さん(上)細かな手しごとが光る
自身の作品とともに笑顔を見せる今村さん(上)細かな手しごとが光る

 数ある七宝焼きの技法のうち、リボン状の金属線で文様や絵柄を施す「有線七宝」を手掛ける上溝在住の作家・今村久雄さんが6月20日(火)から25日(日)まで、アートカフェ喫茶ナチュラル(南区古淵2の3の33)で作品展を開催する。時間は午前11時から午後8時半。期間中は、今村さんが製作した有線七宝による東洲斎写楽や喜多川歌麿の浮世絵の模写や、ペンダントなどのアクセサリーが並ぶ。

 一朝一夕には身に付かないという有線七宝の技術を独学で習得し、40年かけて腕を磨いてきた今村さん。七宝焼きに出合ったのは、34歳の頃。都内の美術館で催された七宝焼きの展示会に足を運んだのがきっかけだ。当時、趣味として七宝焼きが流行していた中で、数ある技法の中から有線七宝を選んだのは、「この技法なら『線』が重要な役割を持つ浮世絵の模写ができる。七宝焼きで花鳥風月を描く人はいるけれど、人物を描いている人はいないはず」とのねらいから、自分にしかできないことができるという確信を得たからだった。作品に使用する素材には人一倍こだわり、金属線を自由自在に操って文様や絵柄を形にする相棒のピンセットは自分用にカスタマイズ。「負けたくないからね」。もともと鉄工会社で溶接の職人として働いていた職人気質が妥協を許さなかった。中には今村さんの評判を聞きつけ、わざわざ今村さんのもとに訪ねて来た人もいたという。

 現在は、作り溜めた作品の数々を様々な場所で披露することに注力。「有線七宝」ならではの魅力や技術がより多くの人に伝わることを願う。作品展についての問合せは、今村さん【電話】090・5435・6502へ。

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