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展示会で伝統工芸を支援 10日(月)まで 後継育成も視野

文化

公開:2017年6月22日

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(上)伝統工芸品が多数並ぶ展示スペース(下)エジプトなどで取れるコチニール(塗料)を用いたストールを巻く西村さん
(上)伝統工芸品が多数並ぶ展示スペース(下)エジプトなどで取れるコチニール(塗料)を用いたストールを巻く西村さん

 日本の伝統工芸技術の活性と技術者の育成を目的に、矢部に拠点を置くNPO法人デジタルコンテンツ研究会では現在、展示会「蒼穹展(そうきゅうてん)」を同所(矢部4の4の9)で行っている。7月10日(月)まで。

 同会は教育用のデジタルコンテンツを全国の小中学校および高校に提供している団体で、2008年6月、市内南区に設立した。就職困難者や障害者への就労支援としてパソコン講習を開催するなど活動の幅を徐々に広げながら、昨年は矢部に移転。ITを活用した地域活性に力を注いでいる。

 こうした中、同会の西村紀子さんが多摩美術大学時代の同級生である藍染の技術者と再会し、後継者不足を憂慮する声を聞いたことが発端となり、展示会を発案。様々な伝統工芸品を実際に手に取って見てもらうことで、改めて日本文化への理解の浸透を図ろうと、今回の開催にこぎつけた。今後は伝統工芸の歴史、必要な材料、制作工程を映像データ化し、後世に残すとともに、学校教育用のホームページで子どもたちに紹介するなど技術の伝承を目的とした伝統工芸の普及活動にも力を入れていく方針だ。

 展示会では、江戸城大奥で温存されてきた伝統技術で両面模様の違う「両面型板藍染」のほか、信州紬を基にして、世界一細く繊細な絹とオーガニックコットンを使って織り上げた織物などを多数展示。販売も実施し、技術者の活動も後押しする。西村さんは「ぜひ地元の方々に足を運んでもらい、その良さを感じてほしい」と話している。

 開催時間は午前10時から午後6時まで。木曜休館で入場無料。詳細および問い合わせは同会【電話】042・711・7454へ。

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