県障害者施策審議会内に設置され、津久井やまゆり園の再生を検討する特別部会の第9回会合が14日、県庁(横浜市中区)で行われ、今後3回の会合を経て8月上旬をめどに検討結果をまとめることが決まった。
特別部会は、白梅学園大学の堀江まゆみ教授を部会長に今年2月発足。当初は5月末までに同施設職員らへの聞き取りを含めた8回の会合を行い、そこでの議論を踏まえ同園の在り方を示した検討結果をまとめる予定だったが、入所者の意向確認や施設の在り方を巡り意見を集約できず、部会の延長が決定していた。
今回の会合では今後の議論の進め方などが話し合われ、追加で7月4日、7月下旬、8月上旬の計3回の会合を設け、8月上旬までに検討結果をまとめる方針を固めた。残りの会合では関係者などに対するヒヤリングは行わず、これまで協議を重ねてきた入所者の意向確認、生活支援、生活移行支援を主題に議論を深めていく。
県では特別部会による検討結果を踏まえ、今年3月から延期されていたやまゆり園再生への基本構想を8月下旬までに策定する考え。計画へのパブリック・コメントの募集について、県担当課は「今のところ予定はしていない」と話した。
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