昨年「さくら通り」を作詞・作曲し、市内施設でも音楽活動を行う 山名田 愛衣さん 上溝在住 21歳
希望もたらす「上溝の歌姫」
○…地元住民からの依頼をきっかけに、上溝小学校や市内外の福祉施設などで、ボランティアで歌唱を披露する大学4年生。おなじみの唱歌、童謡のほか、自身の声楽専攻を生かしてオペラなど多ジャンルの曲目を織り交ぜながら歌う。観客から「素敵な声だねとか、笑顔が良いとか、声をかけてもらうのが嬉しい」とキュートに笑う。
○…上溝育ち。幼少の頃から歌が大好きで、歌手になるのが夢だった。4歳からピアノを習い始めたが、弾いた曲には歌詞を付けて歌うなど、歌唱への思いが強かった。歌手になるための基礎を学ぼうと、日本音楽高等学校に進学すると、高校2年時に山手の丘音楽コンクールで中田喜直賞を受賞した。洗足学園音楽大学の3年時には、祖母に曲を贈ろうと、市役所さくら通りを祖母と歩いた思い出を込め、一年かけて「さくら通り」を作詞・作曲。当時寝たきりだった祖母の耳元で歌った。後にさくら通りを共に歩く願いは叶わなかったが、「曲を聞いてくれた人が大切な人とあの通りを歩きたいと希望を持ってくれたら」と思いを寄せる。
○…両親と3人暮らし。3つ上に姉がいる。植物観察が好きでお気に入りの花を見つけては撮影し、SNSに上げることも。映画鑑賞も楽しみの一つで、ディズニーアニメなどで高名なティム・バートン作品のファンだ。「趣味はすべて音楽活動の肥やしに」と躍起になる一方で、頑張った自分へのご褒美にはショートケーキ。これが元気の源だ。
○…オーケストラと歌える歌手になるため、まずは大学院に進み、クラシック、オペラ、スペインの歌曲に触れ、さらに研鑽を積む考え。もちろん施設などでの歌唱の披露も続けていく方針で、ソロコンサートを市内で開催するのが目標だ。「私の歌を聞いてもらうことで、地元の人に感謝を伝えられたら」と目を輝かせる。大好きな歌を人々に届け、上溝からさらなる高みへと羽ばたく。
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