県下の高齢者福祉施設の職員らが研究・実践活動や介護技術の発表を行い、介護現場の最前線を発信する「かながわ高齢者福祉研究大会」が5日にパシフィコ横浜で開催され、市内の各福祉施設も参加した。会には約2000人の申込・来場があり、好評を博した。
今年で16回目を数える恒例の催し。大会実行委員長は市内の社会福祉法人相模福祉村・赤間源太郎理事長が務め、今年は初めて厚生労働副大臣の橋本岳氏が視察に訪れた。
同法人からは特別養護老人ホームの縁JOYと柴胡苑の2施設が参加。それぞれ「24時間シートの理解と活用」「便秘と水様便」について発表を行った。視察した橋本副大臣は、各施設の実技や研究発表に関心した様子だったという。
赤間理事長は「皆様のご協力で開催できた。人材難の中、達成感を感じた」と成果を口にした。