さがみはら中央区版 掲載号:2017年8月10日号

市消防局

溺死事故受け注意喚起 社会

天候変化、急な増水に警戒

 全国の海や川、キャンプ場などで水難事故が相次ぐことから相模原市消防局でも警戒を強めている。市内では緑区の道志川沿いのキャンプ場などを中心に溺死事故が2年連続で発生しており、バーベキューや水遊びに出かける際にはより一層の注意が必要だ。

 市消防本部によると、昨年の市内での水難救助出場発生件数は10件。昨年8月14日には道志川弁天橋(緑区)で市内在住の11歳の小学生が水遊び中に流され、死亡する事故があった。消防ではこうした事故を防ぐため、7月から8月にかけて各署で「水の事故ゼロキャンペーン」などの合同パトロールに警察などと協力して取り組んできた。そうした中、今年7月16日、道志川(緑区牧野)へキャンプに訪れた50代の男性が遊泳中に姿が見えなくなり、その後川底で死亡した状態で発見される事故が発生。2年連続でこの時期に水難事故が起こる事態となった。

「楽しい夏休みにするためにも」

 水難事故の発生場所の多くが津久井地域とされる。圏央道・相模原ICが開通した2015年以来、同地域はキャンプやバーベキュー、川でのレジャー目当ての観光客で賑わいを増した。同地域を管轄する津久井消防署の担当者は「安全に楽しい夏休みを過ごしてほしい。飲酒後の川への入水禁止はもちろん、お子様からは目を離さないでほしい」と注意を呼びかける。市危機管理課によると、川は水の流れが速く、深さがあり、海水より浮力がないため危険だという。流れが穏やかでも水かさが膝上になると身動きがとれなくなる上、天候の変化による急な増水には注意が必要だ。

 市消防局では、8月31日までの水の事故防止キャンペーンに合わせ、各署で体制を強化していく構え。

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