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映画監督で「サガドゥ!〜さがみはら・みんなの動画コンテスト〜」の特別審査委員を務める 杉岡 太樹さん 淵野辺出身 37歳

公開:2017年8月24日

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夢追う情熱と覚悟 地元へ

 ○…市民参加型の動画コンテスト「サガドゥ」の審査では、技術でなく「何を伝えたいのか」と「相模原愛」を重視する。「綺麗な映像ならAIで十分。本当のことを伝える恥ずかしさの先にあるものが面白い」。学生や若者からのエントリーも続く中、「多くのオリジナルと出合えそう。楽しみ」と笑顔で期待を寄せる。

 〇…映画は自己表現の一つ。作品づくりの原点は「自分との対話」だった。日本でのルールや空気になじめず、「どうしようもなかった」という大学までの自分は、卒業後の単身アメリカ生活で変わった。『ありのままで生きる』という海外の空気感が自身の生きる上でのスタンスになり、かつて憧れるもあきらめていた映画制作の夢を追うことを決意、現地の映画学校への進学を決めた。自らに課したルールは「とにかく辛い道を選ぶこと」。憧れの監督や多くの「師匠」に積極的に関わり、遅れを取り戻そうと「映画漬け」の日々を送る。帰国後の2011年には、原発デモを題材にした処女作「沈黙しない春」を発表。機材や予算、撮影環境などは言い訳にせず、「撮りたいもの」を撮った作品は新進気鋭のドキュメンタリー作品として注目を浴びた。

 〇…37歳を迎え、結婚への憧れはあるものの「何より映画を優先してしまう毎日」。仕事は映画からPV制作までに広がり、映画館の前列で鑑賞することや、ヒップホップ音楽など趣味も仕事に通じるものだ。「子どもも欲しいし、両親も安心させてあげたいけれどね」と好きなものが仕事になったジレンマを抱える。

 〇…映画監督としては「本当にまだまだ」と自らを分析し、映像技術だけでなく自分自身を見つめ直し続ける。これまで2作品を終え、見えてきたものも多く「自分が天才じゃないことはわかった。次が勝負」と次作を見据える。「ありのまま」を伝えるために。映画界で挑戦し続ける姿勢の裏には、夢を追う情熱と覚悟がある。

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