アメリカンフットボールの日本最高峰・Xリーグ所属のノジマ相模原ライズが1日、相模原ギオンスタジアムでのホーム戦で昨季覇者のIBMビッグブルーに49対42で競り勝ち、詰めかけた市民らファンの前で意地を見せた。
市民無料招待で賑わいを見せるホーム戦で主役を張ったのは、ライズの主軸・入団2年目のQB(クォーターバック)デヴィン・ガードナーだった。相手に先制TD(タッチダウン)を奪われた後の第1Q(クォーター)6分、自ら守備の間隙を突いてTDを奪い返し嫌な流れを一掃すると、新加入のRB(ランニングバック)・シオネ・ホマ、WR(ワイドレシーバー)の八木雄平にTDにつながる正確なパスを供給。第2Q後半から相手を突き放していく。後半に入っても流れを渡さず、ガードナーは第3、第4Qと続けてTDを奪うなど爆発。フィールドを縦横無尽に駆け回り、巧みなパスと激しさ溢れるランで圧倒するガードナーに対し、相手守備は翻ろうされた。試合は第4Qに相手の連続TDで急追されるも、最後はライズがチーム一丸の守備で振り切った。IBMからの勝利は2013年のホーム戦以来。今季は春のパールボウル準決勝で敗北を喫しているだけに、雪辱を果たす形となった。
須永恭通ヘッドコーチは大活躍のガードナーについて「彼とチームはもっとフィットできる。これからも相手関係なく、自分たちの戦いができるかが大事」とし、「市民のファンの方々の熱い応援が私たちの後押しになっている。市民への感謝の気持ちを日本一になることで応えられるように頑張る」と決意を示した。
これでリーグ戦2勝1敗。次節はLIXILディアーズと対戦する。アミノバイタルフィールドで10月9日(月)午前11時キックオフ。