津久井やまゆり園での事件を受け、今年神奈川県議会に設置された「ともに生きる社会かながわ憲章推進特別委員会」の第3回定例会兼議会報告会が1日、さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト(緑区)で行われた。
通常、特別委員会を含めた各委員会は横浜市内の議会内で行われるが、県は2012年以降議会活動の周知を目的に年に1回、議論される内容に適した議会外の場所で定例会を開催している。今回は事件が起きた緑区内で、一定人数を収容できる場所として同所が選ばれた。市内で県議会の定例会が行われるのは初。
当日はともに地元選出の県議である八木大二郎同委員長、佐々木正行氏を含めた12人の委員が出席。参考人として、和泉短期大学(青葉)の鈴木敏彦教授、同園の家族会「みどり会」の杉山昌明副会長、県知的障害施設団体連合会の市川高弘会長も参加した。
定例会の議題は「ともに生きる社会』の実現に向けた取組と同園の再生。はじめに県職員が議題に関する報告を行い、その後参考人からの意見陳述に次いで各委員から質問がなされた。
その中には、4年後に横浜市港南区と緑区千木良に分散される予定の同園の定員に関する質問や事件を受け今年10月下旬に開催された啓発イベントの成果、障害者政策全般に関するものまで及んだ。
その後、定例会を聴衆した地元住民74人の中から質問が行われ「施設の人材育成に力を入れて欲しい」などの声があがった。
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